思想と思索のめもろぐ。 ・・・の、ろぐ。

はてなダイアリーで展開していた「思想と思索のめもろぐ。」のログ置き場です。新規更新は未定。

祭りの終わるとき

 ということで総括。ネタバレ有りにつき隔離の上隠匿。


 とりあえず一言。凄く良かった!
全員が総力を結集して戦うラストは凄く圧巻でしたわー。
赤坂を初めとした大人たちの戦いぶりが特に。
「給料いくらだ」や「メイドインヘヴン」の演出には笑った。
良くも悪くも悪ノリした文章ではあるし過大演出な箇所もあるけど、
そういうところもまたひぐらしの魅力だと思っているので問題なしです。


 一方で悪役である鷹野に関しても掘り下げが為されて、
ただの憎まれ役ではなくなったところも○ですな。
最後のほうは微妙にへたれてしまってましたが、
立ち絵新装の小此木が悪役らしい立ち回りでそれをカバーしてて。
とにかく今作は敵味方に関わらずキャラの描かれ方が魅力的でした。
本当に悪い人なんていなかった、そんな感じ。


 本作に対し、「ご都合主義」だとか「オカルト萎え」だとかの
批判があろうことは予想できますし、実際仕方ない面もあります。
けれど、スタッフルームで語られている通り、
結局は娯楽である以上「楽しんだもの勝ち」なのですよね。
そういう意味では自分にとっては本当に楽しめた作品であり、
名作と呼ぶに相応しいものだったと思っております。


 で、裏エンドでも創作に関する話が出てましたが、個人的には
ひぐらしの2次創作が真に盛り上がるのはここからだろうなぁ、と思ってたり。
今までは本編が惨劇で終わる以上、どうしても話の方向が限定されてしまうせいか
ここ最近は縮小傾向にあった感のある2次創作方面ですが、
今回のエンディングで惨劇が回避されたことで、その後の話が色々と作られそうで
その辺は個人的に非常に楽しみだったりしますのです。
・・・ただ、祭囃し編自体に関してはその形式的に
ドラマCDや漫画にはしづらい気もするのですが、
その辺はどうやるんでしょうねぇ(^^;; 今後に期待。


 思えば、同人ショップに委託された出題編を偶然手に取ったのが2年前。
その頃は幾つかのニュースサイトで取り上げられてた程度で、
現状とは比べ物にならないくらい小さな規模の盛り上がりだったのですが。
あの頃とは話の方向とか盛り上がりとか色々な状況も変わっちゃったし、
今後もまだまだコンシューマ化など大きな動きは残っていますけれど、
まずはここ2年、この「ひぐらしのなく頃に」という作品の完結までを
リアルタイムで追って来れたことに、深く喜びと感謝を。
竜騎士07さんはじめスタッフの方々、本当にお疲れ様でございました。
今後の活躍にも期待しております。
さしあたってはPS2版と、出ると噂のファンディスクを楽しみにしてます(笑)

 ここまで、解サントラを聞きながら。
同人ゲーのサントラが商業で出る*1ってのも凄い話ですが(^^;;
とりあえず、暇潰し編コミックス1巻をさっさと買ってこないと(汗)

*1:本編より高い値段で(ぉ